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#23 ニューヨークへ。sweetgreen NoMad

こんにちは。THE PLACE店長の山本遊です。引き続きニューヨークのお話。

今回は凄く印象に残ったお店。

 

 

ある日の午後14:00。エースホテルのロビーでコーヒーを飲みながらゆっくり座っていた。

毎日暴飲暴食が続き僕の身体はほとんどのものを受け付けない状態になっている。

しかも2日酔いで意識は朦朧としている。でも朝から何も食べずお腹も減ってきていた。

 

 

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気になっていたお店が僕が泊まっているエースホテルから徒歩3分圏内にあった。

『sweetgreen NoMad』

何度かお店の前を通ったがいつ見ても長蛇の列。14:00ならランチも後半、並ばないでも買えるだろうと想いお店へ行く。

 

 

 

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…想像を絶するほどの長蛇の列。

満席のテーブルを見ると全ての人がサラダを食べている。日本では今のところ見たことのない景色、ヘルシー志向のニューヨーカーに大人気のお店。

 

列の最後尾に並びしばらく待ち、チクチクした頭(お酒のせいだ…)を指で押さえながら店内の様子を眺める。

 

『sweetgreen』は雑穀サラダボウル専門店。ワシントンDCから始まり、ニューヨークに約10店舗ある。

 

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長いカウンターには鮮やかな野菜が沢山並んでいる。近隣の契約農家や信頼しているファームから仕入れているみたいだ。

 

横並びにスタッフが並んでいて(10人くらいだろうか)一人一人のオーダーを聞きながらボウルに野菜や雑穀を放り込んでいる。この話を日本に帰ってきて友達にしたら『サブウェイ』みたいな感じ?って聞かれた、僕は『サブウェイ』に行った事が無いのでその質問に対しては適当に頷いた。

 

僕は自分のサラダを店員さんと話しながらカスタム出来るほど英語の能力は無い。

 

事前にHPでチェックしていたオリジナルのメニューでオーガニックのワイルドライスが入った『Wild Child』を注文する。名前もなんかいい。

 

 

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目の前でアボカドを剥いてくれたり、新鮮な野菜や雑穀が手際良くボウルへ入っていく。ドレッシングも細かく聞いてくれて僕はあっさりしてそうな名前のものにした。

こういう光景は初めてなので斬新だ。

 

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どの野菜も味が濃くて新鮮で固めの野菜は細かく刻まれている。食べたことの無い野菜も沢山入っており、量はとても多く、食べ応えのあるサラダだ。満足度が凄く高い。

 

 

このお店はオンラインで事前に予約注文出来るシステムが確率されており、上手く利用している人も沢山いた。店内も大混雑しているし、予約したサラダを取りに来ている人も一杯。

 

 

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専門的でシンプルで新しくて美しい。人が求めているモノを先回りして足場を固めているからこんなに早く店舗も拡大している。

 

アメリカと言えばハンバーガーや分厚いステーキの印象があるし、確かにそうなんだけど、全てがそうではない。大都市ニューヨークでヘルシーな考え方を持った健康的な人達が集うお店がこんなに流行っている。

僕も飲食店で働いてコンセプトやお店のことを考える立場になったが、sweetgreenみたいなコンセプトはきっと永遠に想いつかない。日本でしても難しいと尻込みするだろう。勇気も無い。

 

でもきっとそこにブレイクスルーみたいなものが発生するのもいい加減分かっている。

ニューヨークで出会ったお店はそういう意味では突き抜ければ突き抜けるほど流行っている。

 

 

僕は支払いを済ませ、サラダを片手にエースホテルまで帰る。

お店を出た時には朦朧としていた僕の頭もシャキっとしていた。

 

1ヶ月前にリリースされたLAのPretty Sisterの『Drive』。最高です。

 

 

 

#22 ニューヨークへ。Brooklyn #2 Blue Bottle Coffee

こんにちは。THE PLACE店長の山本遊です。

まだまだシェアしたいニューヨークのお話。

 

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引き続きブルックリンでのお話。

ワイスホテルから散歩しながらブルーボトルコーヒーBlue Bottle Coffeeへ。恥ずかしながら初めてのブルーボトルコーヒー。

 

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その日は雨が降りそうな湿気の多い天気だったので、僕はニューオーリンズと書いてあったアイスコーヒーを注文した。

 

ー『ミルク入れる?』って言いながら、ミルクのポッドを片手に持ち、今にも僕のアイスコーヒーにミルクを注ぎそうな店員。

 

ー『いらないいらない。』と僕。

 

ー『このニューオーリンズはミルク入れた方が甘味があって美味しいから勝手に入れるよ』とドバドバーっと入れられる。

 

 

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訳が分からなかったが外のベンチに座り、とりあえず飲む…

 

店員の言った通り(半ば強引に)ミルクを入れた事は正しかった。柑橘系の酸味に抜群の甘味が伴う。

 

本当に美味しかった、こんな刺激を受けたコーヒー(しかもアイスコーヒー)は初めてだった。今まで飲んだコーヒーの中でも忘れられないコーヒーの一つになった。

 

日本に帰ってきて、ニューオーリンズスタイルのコーヒーを調べる。ニューオーリンズスタイルのコーヒーはコーヒーとローストチコリをブレンドした飲み方が主流で抽出も濃厚、ミルクを入れて飲むらしい。そしてそれを世に伝えたのがブルーボトルコーヒーだそうだ。

 

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ブルーボトルコーヒーが生み出したマイクロ・ブリュー・コーヒー(一杯一杯丁寧に淹れた香り高いコーヒー)というのも飲んで納得。

ここまで考えてこそプロフェッショナルなんだろうなー、凄く勉強になる。しかも店内にも店外にも沢山お客さんがいて売れに売れまくってました。

 

全てが頷ける。コーヒーの味を日々追求しているからこそ導かれる答えなのだろう。

 

 

 

#21 ニューヨークへ。Brooklyn #1 Wythe HotelーReynard

こんにちは、THE PLACE店長の山本遊です。

 

 

今回からブルックリン。ブルックリンでも人気のエリアと聞いたウィリアムズバーグ(Williamsburg)へ、地下鉄の駅でいうと『Bedford Av』です。

マンハッタンのユニオンスクエア駅から3駅くらいで行けます。

 

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この街は19世紀には工場地帯で2000年から再開発が進み、ヒップスターと言われる若いアーティストが移り住むようになったエリア。

 

とりあえずどうしても行きたいホテルがあった。僕はまずそこを目指した。

 

ワイスホテル(Wythe Hotel)(←HPへ行けます…)

 

(素敵過ぎて泊まるか凄く凄く迷った…でも僕は何を隠そうエースホテル日本親善大使なので裏切りは厳禁なのだ…)

1901年に建てられた工場を改築、新名所となったブティックホテル。初めて日本で写真を見てから今の今までうっとりしてた。それが今目の前に…幸せ。

因みに駅から少し歩き、街の真ん中の賑わいが少し消えかけた何も無い所(Wythe Aveと11th)に『Wythe Hotel』はあります。1Fにレストラン『Reynard』6Fにはルーフトップバー『Ides』がある。

 

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この夜になると光る『HOTEL』のネオン。実は『THE PLACE』のネオンのモデルにしました。

 

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ワイスホテル内にあるレストラン『Reynard(レイナード)』もこれがまたカッコ良いレストラン。ここも何としても行きたかった。本当に嬉しかった。(と行っても朝なのですが…)

 

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モーニングだったのでグラスフェッド(牧草だけで育てた牛肉)のサンドウィッチとオレンジジュースにした。オレンジジュースは$6もしたが、朝にブルックリンの『レイナード』で店内の大きな窓から射し込む光を感じながらサンドウィッチとオレンジジュースを飲むと言う事は僕にとって最高の体験になると確信していた。

朝から少しボリュームがあったが純粋に美味しい。スタッフのサービスもマンハッタンに比べてカジュアルで好きだ。困っていたらすぐに駆けつけてくれる。

『レイナード』で食事をしている事に僕は幸せを感じていた。食後にエスプレッソを飲む。

 

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そして『レイナード』の壁も床も天井も窓もテーブルも目に入る全てのモノの雰囲気に変人の如く興奮している僕にスタッフが『奥は夜しか使わないんだけど見学させてやるよ!!』と奥に入れてくれた。これは本当に最高の思い出になった。

 

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まだAM11:00。

ディナーが始まる遥か前の緊張感も何もないテーブル席。窓際でスタッフの人達が立ちながらミーティングをしていた。この時間の飲食店の雰囲気は大好きだ。

 

スタッフにお礼と多めのチップを払い、Wythe Hotelを後にした。

 

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Wythe Hotelがあることでこの地区に沢山の人達やお店が集まって来ている。僕もこの日ここを目指してウィリアムズバーグに行ったのだからその一人になる。

 

そして『レイナード』で食事をしたり、ルーフトップバーでお酒を楽しんだり。勿論泊まったりして、このホテルを楽しむ人達がいる。

周辺の気になるお店を散歩のついでに見つけたりする。そこでここ(ウィリアムズバーグ)にまた来る『キッカケ』が生まれる。

Wythe Hotelから始まる『コミュニティの形成』『ネイバーフッドの形成』。ポートランドの時も書いたがとっても大切な考え方。これはACE HOTELも勿論そうだ。

 

『キッカケ=仕掛け』という事。これが意図的なのか偶然なのかは街を歩いていたら安易に想像が付く。

結局今回『レイナード』でディナーを食べることは出来なかった。けどまたブルックリンに来る楽しみが増えた。次にニューヨークへ行った時は真っ先にディナーを予約するつもりだ。

 

僕もこの美しく魅惑的な仕掛けに引っ掛かってるのかもしれない。